歴史ある建物を次の世代に繋ぎます
新築住宅だけでなく、リフォームも当社にお任せください。
住宅設備が古くなった、ライフステージの変化で間取りを変えたい、
親から実家を引き継ぐことになったなど、リフォームのきっかけは様々です。
当社ではお客様のご要望を叶えると同時に、家づくりのプロとして快適な暮らしのためのご提案をさせていただきます。
また、飛騨地方には歴史ある古民家が数多く残されています。
代々受け継がれてきた古き良きものや、大切な想いを残しつつ、新しい価値を与え、
現代の生活に不自由なく次世代へ住み継がれるための再生をご提案いたします。
古民家再生
飛騨地方では、代々受け継がれてきた古民家が数多く残されています。
歴史ある趣や古民家ならではの精巧な建築技術は残しつつ、耐震性の強化や使いやすい間取りへの変更など、現代の生活に合わせたリフォームを行います。
「敷地内にある蔵をリフォームして子世代の住まいにしたい」「梁や柱を残したい」「冬でも暖かい家にしたい」といったお客様のご要望にお応えいたします。
お家とともに受け継がれてきた想いを次の世代にも繋げていくためのお手伝いをさせていただきます。
古民家再生・リノベーション
現在、日本に遺る古民家と呼ばれる伝統的な建物は年々少なくなっています。
少ない理由は「建物の老朽化」ではなく継承者の存在=「遺(のこ)す」人がいないからです。
しかし「遺(のこ)す」とは「復元」ではなくあくまでも「再生」。
「復元」は住まう家族が暮らし方まで古民家に合わせなければならず、使い勝手の不便さでいずれ手放す事になります。シードックが考える「古民家再生・リノベーション」は先人が残した匠の技術や古材(こざい)の良さを活かしつつ、現在のライフスタイルに合わせた家創り。
【 before 】
古民家再生を通して解決した問題点
寒い。 | 暗い。 | 使い勝手が悪い。 | 心配。 |
---|---|---|---|
冬場は廊下やトイレが 氷点下になるくらい寒い。 |
昼間も電気を点けるほど 家全体が暗い。 |
ただ広いだけで 使い勝手が悪い。 |
老朽化が進み 地震や今後の維持管理が心配。 |
- ↑文久3年(約150年以上前)に建てられ基礎がなく漆喰と板で造られた古民家です。
- 天井は高く屋根の野地板がむき出して雪が
積もると建物全体が冷え切ります。
- 冬は暗くてとても寒い玄関です。
- 玄関に入るとガラス戸で仕切られた今がありプライバシーが確保できない。
- 玄関横には大広間があり、冠婚葬祭は外で行う現代ではあまり実用性がない。
- 収納スペースが無く部屋に対して平面的に
並べる習慣がついてしまい物が片付かない。
ー 工事風景をご紹介 ー
古民家再生は床下環境を整える!(建物を持ち上げ基礎から再生します)
古民家の多くは石を積み上げ、その上に栗の土台を敷いて造るためコンクリートの基礎がありません。古民家は伝統工法であり免震構造の様な造りになっています。
しかし、土台や柱が腐敗する環境では免震構造として意味がありません。古民家は床をめくると土が見え、湿気が上がらない様に栗土台の間をすかし風を通します。その為に冬場は床がとても冷たく、床下に断熱材を入れ薪ストーブを取り入れ暖房容量を強めても足元の底が冷えこみます。一般的に古民家再生は腐った土台や柱を取り替えたり表面だけを修正復元したりしますが、弊社は工事を終えてから100年、200年・・・と受け継がれる家創りを考えております。したがって古民家の一番の弱点である床下の環境改善工事からご提案させて頂きます!
【 第1工程 】 解体工事
- 始めに建具を取り外します。
- 外部、内部共に土壁を解体していきます。
- 完成後に見える柱は傷が付かないように丁寧に養生をします。
- 床板は一枚づつめくります。
- 主要柱を残しほとんどが手壊しで解体作業を行います。
【 第2工程 】 基礎高施工打合せ
- 解体工事が終わったら水平レベル測定し、
今後施工する基礎の高さを決めます。
- 大工さんと基礎屋さんが
基礎高さの打合せ。
【 第3工程 】 柱垂直調整固定工事
- 解体工事が終わったらうちを持ち上げ仮柱で支えます。
- 大工さんが柱の垂直を測り木材で固定します。
【 第4工程 】 外周基礎配筋工事
- 建物の外部基礎の配筋を施工します。
【 第5工程 】 外周基礎型枠組立工事
- 配筋が組みあがったら型枠を施工します。
【 第6工程 】 外周基礎コンクリート打設工事
- 型枠の中にコンクリートを流し込み基礎を
施工します。
【 第7工程 】 外周型枠撤去工事
- コンクリートが乾いたら型枠を外し基礎の
完成です。
【 第8工程 】 外周土台伏せ工事
- 完成した外周基礎の上に土台を敷き
アンカーボルトで固定します。
- 重要な柱にはホールダウン金物で
柱と基礎を固定します。
【 第9工程 】 防湿シート・配筋工事
- 地上からの湿気が上がらないように
防水シートを敷き、その上から配筋を組み
コンクリートで土台を作ります。
【 第10工程 】 土間コンクリート打設・左官工事
- 組みあがった配筋の上にコンクリートを
投入し平らに仕上げます。
【 第11工程 】 内部基礎型枠組立工事
- 内部の間仕切り壁の下にも建物を支える基礎を作ります。
【 第12工程 】 内部土台伏せ工事
- 完成した内部基礎の上に土台を敷き
しっかりとボルトで固定します。
【 第13工程 】 鋼製束取付工事
- 最後に大引きに鋼製束を取付け湿気や
寒さ対策が改善された床下環境の完成です!
0577-36-2670
【 after 】
- 外見も室内も明るく美しくなるように提案しました。
- 奥行感を考えタイルを斜め貼りに、正面は畑で採れた花が飾れる大きな花台を設置することで開放感ある玄関が完成しました。
- 解体工事の時に出てきた石鉢は
玄関脇にオブジェとして演出。
- 玄関に入り右側の引き戸からホールに抜けられるファミリー玄関収納を設置することで玄関がスキッリし飾りの小物やお花が綺麗に引き立ちます。
- 玄関正面の壁はワラを混ぜた土壁で仕上げ、その陰影が引き立つよう
間接照明は下からライトアップしました。
- 親御さんの居間はこれまで中二階だったスペースを吹抜けにし、これまで暗かった居間に光が差し込みます。
- 古材を表にし、建具も昔の建具を
洗濯し再利用しました。
- 若夫婦のダイニングスペースも中二階を吹抜けにし、外からの光を沢山、取り入れました。
- キッチンは使い勝手を考え、中央に作業台を設置しました。
- リビングが見えるようにキッチンは対面式を設置しました。
- リビング階段は畳コーナーの上の中二階へと繋がります。
- ダイニングをキッチン内に設置することで家事効率が改善されました。
- 天井高が2,700㎜以上あることから暗くならない様にTV台の下にも
間接照明を設置しました。
- 寝室は外壁と面していないことから朝日が玄関の吹抜けから差し込む
ように大きなFIX窓を設置しました。
- トイレは目線から下の手元を明るくすることで
柔らかな明かりがトイレ全体に広がります。
ー 工事後のお客様の感想 ー
オーナーコメント : 高山市 A様邸
文久3年に建てられた我が家、154年の時を経て。。。
リノベーションで現代に再び生まれ変わった古民家。
先祖代々の想いを引き継ぎつつ、快適でおしゃれな空間が出来上がりました。
古いものには新品にはない味や歴史があります。
古民家再生をお考えの皆さんに是非その目で確かめていただきたい。
使いやすい間取りと、暖かな家にリフレッシュした築154年の古民家です。 Sora
家創りを始めようと思ったきっかけを教えてください。 | 息子の結婚が大きなきっかけです。 我が家は、文久3年に建てられた昔ながらの家で、部屋といえば、仏間と客室しかありませんでした。壁のない襖で仕切るような家です。 お嫁さんを迎えるにはちょっと、、と考え、家を建てようと決めました。 |
---|---|
建築会社を選ぶまでの経緯と シードックに依頼しようと思った 決め手を教えて下さい。 |
昨年の暮れから今年の春にかけて、新築物件の見学会などに足を運んでいました。そんな中でシードックの広告が目に入り、息子も興味を持ったようで、シードックの物件を見に行きました。 そこで、リノベーションという選択肢もあると知り、依頼することに決めました。 |
なぜ新築ではなく、古民家リノベーションという選択をされたのか? その決め手は? | 家を建てようと考えた時、新築物件をいろいろ見て回ったのですが、 どの物件も部屋に個性がないというのでしょうか、全部同じように見えたんですね。 それと、息子がじいちゃんから新築はしても今の家の梁だけは使ってほしいと頼まれていたこともあって、古い家の良さを活かす古民家再生というのもいいんじゃないかと思いました。柱や梁は昔のままで現代風の和モダンな仕上がりになり、リノベーションにしてよかったと思います。 税金面でも節約できるメリットもありました。 |
---|---|
打ち合わせをする中でシードック からの提案やアドバイスで参考になった事はありましたか? |
ほとんど息子任せだったんですが、素人が思いつかないようなことをいろいろ提案してもらいました。 使っていた古い建具等サイズが合わないものも高さを調節してくれたり 寝室でも明かりとりや戸を開けた時にパッとベッドが見えないように仕切りの壁を作るなど、完成して納得することがたくさんありました。 |
古民家再生リフォーム後、以前のお住まいと比べてどんな所が変わりましたか? |
以前は、一番いい部屋が使えない状態でした。 今は、リビングを日当たりのいい暖かい場所に持ってきたので、外の景色も楽しめて嬉しいですね。 それから、とても暖かくてびっくりしました。 今まで、冬は玄関に花を飾っても凍みてダメになってしまったんですが、 今年からは大丈夫そうです。 |
---|---|
完成後の間取りやデザインなどで気に入っているところを教えてください。 |
玄関のデザインが気に入っています。 小さい飾り棚があったり、腰板には昔の材料をそのまま使い、モダンな仕上がりになりました。 寝室が家の真ん中で窓がないんですね。そこに上手く明かりとりがとって あり梁も立派で落ち着いた雰囲気の部屋になりました。 とにかく各部屋で昔の柱、梁、建具が活かされていて気に入っています。 |
工事が終わってシードックホに依頼してよかった点を教えてください。 | 担当者が毎日来てくれて細かい心配りをしてくれました。途中いくつかの変更をお願いしても、よく引き受けてくれ、思ったことをお願い出来て良かったです。気になったことを何でも相談できた事が一番です。 |
---|---|
シードックで古民家再生を 検討している方にメッセージを お願いします。 |
古民家再生にして大成功でした。150年前に建てられた大切な家、リフォームしながら住み続け、今回のリノベーションで今の時代に合った住みやすい家に生まれ変わりました。いままでは基礎が無い昔ながらの家でしたが、工事をしたおかげで全て新築と同じ基礎から施工され、瓦からトタンに変えたり、断熱を施したり、古い物を残しながら住みやすいセンス溢れる空間が生まれました。 あと150年は住めそうな気がします。 |
【 よくある質問 Q&A 】
- ざっとした工事金額が知りたいです。
- お電話でわかる範囲でお答えします。
現地を拝見いたしますと、より明確に概算金額が分かります。
- 耐震工事も可能ですか?
- 可能です。
これまでに耐震補強工事に関する助成金手続きも含め弊社で行ってきましたのでご安心ください。
- 二世帯で使える設計は可能ですか?
- 古民家は面積が広いので二世帯も可能です。
同時に住宅ローン、節税対策もご提案させていただきます。
- 工事中の生活はどのようになりますか?
- 工事規模にもよりますが、ほとんどの方が仮設で生活ができるように、ご準備させていただきますので、ご安心ください。
- これまで使っていた建具や家具の再利用は可能ですか?
- はい、古き良き思い出の品は可能な限り再利用させていただきます。
- 対応エリアはどこまでですか?
- 工事エリアは岐阜県内ですが、設計は全国どこでも可能です。
- 完成までに、どの位の期間がかかりますか?
- 過去に140坪の古民家再生で新規基礎工事を行い、全国再生工事の内容で打合せ~完成まで10カ月でした。
- 工事費用の目安は?
- 設計費、管理費用含めて総工事の約15%が目安となります。
- 古民家再生で全館空調の工事は可能ですか?
- 可能です。
床暖房なしでエアコンの熱源で全館空調の工事が実現できるノウハウが弊社にあります。
ー 古民家再生プロジェクトの流れ ー
- ご相談 (簡単なヒアリングを行います)
- 現地調査 (図面作成)
- 調査図面を基に現状報告・ご要望の確認
- プランニング (ラフプランを作成・ご提案)
- 本設計業務依頼
- プラン修正・設備器具決定
- お見積書提出・本契約
- 工程表作成・工事着工
- 仮設工事 (工事中の生活ができるように準備をさせていただきます)
- 中間金物検査
- 工事完成
※1~4までは無料で行います。
0577-36-2670
施工事例 WORKS
古民家再生
- — Before —
- 今まで受け継がれてきた古民家に大切に住み続けたい想いを残しつつ、現代の生活スタイルに合ったモダンなデザインの内装を取り入れリフォームしました。