K様邸(岐阜県高山市)
2005年12月に完成したK様邸。
真冬にはマイナス20℃を下回ることも珍しくないこの地域で、新居が完成して初めての冬はどうだったのでしょうか。早速K様邸へインタビューに伺いました。
—— 外気温に左右されず、いつも快適に過ごせる家
取材に訪れたのは、朝方に降った雪が積もる、まだ肌寒い春の日でしたが、家の中は暖房をつけていなくても十分暖か。
「このあたりはマイナス20℃を下回ることも珍しくなく、『本州の旭川』と呼ばれるほど寒さが厳しいんです。昨年末に家が完成し、初めての冬を越しましたが、今年は本当に暖かく過ごすことができました。」と奥様。
3月に入り、家事で体を動かしている時はTシャツで過ごすことも多いとか。
「ずっといつかは自分たちの家がほしいと思っていましたが、以前は純和風の在来建築か、山小屋のようなログハウスがいいと考えていたんです。でも、名古屋で輸入住宅を建てた知人の家を訪れた時、家じゅうが暖かいことに感動して、輸入住宅に興味を持ち、シードックホームで建てることを決めました。この土地は、寒さはもちろん積雪も2メートルを越すほど多く、以前は部屋ごとに閉め切って暖房するのはあたり前、夜は電気毛布が手放せず、朝は結露が凍りつくほどでしたが、今ではリビングの暖炉ひとつで家全体が暖まり、とても快適に過ごしています。」
—— オープンな空間でも省エネ
家を建てるにあたり、K様が希望していたのは、3人の子供たちが大きくなっても窮屈さを感じない、広々とした空間。そこで、リビングとダイニングが一体となった大きな空間に、吹き抜けの階段のあるプランを採用し、ゆったり開放的な間取りを実現させました。
通常、寒い地方で吹き抜けや仕切りのないオープンな空間をつくると光熱費が大変ですが、シードックホームの輸入住宅は断熱性・気密性が高く、外気温に左右されず少ないエネルギーで家じゅうを一定の温度に保つことができます。2×4工法を上回る強度を誇る2×6工法で、耐久性と遮音性にも優れています。
「ここは国道の近くで大きなトラックが通るのですが、全く揺れないし、外の音がしないことにも驚きました」
—— アレルギーにも主婦にもやさしい漆喰壁
K様邸では、アレルギー対策を考慮して、みんなが集まるリビング・ダイニングに湿気とホコリを防ぐ漆喰壁を採用しました。
「ホコリが付いていなくてきれいでしょ」と語ると、リビングのテレビ裏をスッとなぞって見せてくださいました。その指にはホコリひとつありません。これは漆喰壁に静電気防止の効果があるため。
「私自身がアレルギー疾患なのですが、この家に引っ越してからは、症状がとても軽くなりました。おかげで家族の笑顔が毎日見られます。それに加えて、主婦には嬉しい便利な点をたくさん発揮してくれるんですよ。肉料理などの臭いが出る料理をつくる機会も多いんですが、その臭いが後まで残ったりすることがありません。汚れも水拭きで簡単に落ちるんですよ。だからなんだか掃除のやり甲斐がないくらい(笑)大助かりですね。」
<番外編>こんな方にもインタビューしてきました!
―取材協力:高山市荘川町/桜本石油 桜本様―
桜本さんはこの荘川地域では知らない人はいないというくらいの人物で、ガソリンスタンドを経営してみえます。
「私はこの地でもう50年この商売をやっていますが、最近驚いたことがあるんですよ。それは私が灯油の配達で回る家の一つ、Kさん宅なんです。灯油の消費量が他の家の半分以下なんですから、こんなことは私も初めてで驚いているんです。私の家も勿論ですが、普通厳しい寒さの冬は、各部屋に一台ずつストーブやヒーターを入れないととてもいられません。ところが、Kさんの家は家じゅうをたった一台のストーブで暖めているんですよ。この地域は屋根に積もる雪だって半端ではないんです。当然、融雪のための費用も多額になります。しかし、そんな心配もKさん宅はないそうですよ。」
K様邸が出来て間もなく伺った桜本さんは、「荘川でストーブ1台では、とても寒くて過ごせないなー」と思ったそうです。それもそのはず、長年各家々を回り、暖房の為の灯油の消費量が並ではない事を熟知している人物だからこその感想です。
しかし現在は、「驚きの内容だけれど、灯油代は他の家の半分以下は確実!これは自信を持って言えますよ。」そんな風にお話してくださいました。
K様自身、今回の桜本石油さんのお話を聞き、改めて他のお宅よりも断然暖房費が節約できているということを実感されたそう。「どうせ建てるのですから、このような付加価値はとても頼もしいですね」とK様。
—— こんな実験も
断熱効果によりいかに室内温度が一定に保たれるのかを調べるため、奥様にお願いをして、2006年1月~2月までの間、ある実験にご協力いただきました。
まず、就寝時に暖房を消します。そして、翌朝の起床時の室温を計ります。その結果は・・・?
外気温がマイナス15℃~20℃といった厳しい寒さの中でも、室温はほぼ15℃前後で推移!娘さんのMちゃんが「朝寒くて布団から出られないなんてことも無いし、大丈夫でしたよ!」とあっさり答えてくれました。
「子供が朝起きてきて、半袖シャツで居るのですけれど、その勢いで外に出て行こうとするんですよ。当然、『寒~い』と家の中に戻ってくるわけですけれどね(笑)」と奥様。なるほど、家の中が普段から暖かいのですね。
—— シードックホームに依頼してよかったと思うことは?
「基本プランから少し変更を加えただけで、ずいぶん使いやすく、居心地のいい間取りになりました。この周辺は木材が豊富な場所で、輸入住宅がほとんど無いこともあって、最初はシードックホームに決めるのに勇気がいりました。でも、担当者の方が、どちらが家を建てているのかわからなくなるくらい親身になって考えてくれ、今はお願いして本当に良かったと思っています。」